笹VS吾2007-03-31 Sat 23:42
あの娘を最初に見たとき、しまったと思った。
いつでも傍にいるあの男が妬ましくてならなかった。 あのふたりの間にある、切っても切れない、すぐに結びついてしまう絆のようなものが見え隠れしていて――…… 俺は更に、ずるいな、と思った。 あれじゃああの娘は俺の所へ堕ちてこない。 ――俺が罠を仕掛けない限りは。 テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学 |
ウスヤコ12007-01-28 Sun 23:40
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ヒヤコ22007-01-28 Sun 20:26
『もしもし桂木?』
「篚口さん?」 『おー。声だけで俺ってわかるんだ。ふたりの距離が縮まったって感じがしていいね』 「……いや、携帯に篚口さんの番号覚えさせてるだけだし」 『なんだよつまんねーな。ここは俺に合わせてうなずくところじゃん』 テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学 |
ヒヤコ12006-10-22 Sun 23:42
その日は珍しく暇だった。学校も休みだし、ネウロからの呼び出しはない。おまけに天気も悪く、母も不在だ。
「……引きこもろうかな」 ここのところ、何度も身の危険に遭い、さすがに疲れたのだと思う。私はうーんと大きく伸びをして、死んだ父の部屋へ足を向けた。 「あったあった」 たまに訪れる父の部屋にはパソコンがある。ネウロも使ったことのあるパソコン。暇が出来ると、たまに利用していた。 「ふっふっふ」 電源ボタンを押し、画面に光が点るのを待つ。ネウロがいじったせいかよくわからないが、立ち上がりが異様に早いので、私はこのパソコンが好きだ。 アイコンがずらりと現れ、準備が終わると、私は早速ネットのアイコンをダブルクリック。検索サイトを呼び出して、キーワードを入力。 「激安 食べ放題 バイキング 美味 名産……っと」 |
吾ヤコ92006-10-01 Sun 23:38
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笹ヤコ62006-10-01 Sun 19:07
呼び出したのは、口実があったから。それがなくちゃ、俺は君とどう向き合えばいいのかわからない。
以前も言ったね。俺は君のものじゃない。君だって俺のものじゃない。 だけど割り切れない。 そういう気持ちを、俺はいつも抱えてる。 |
ネウヤコ52006-09-30 Sat 23:14
私は、いてもいなくてもいい。それはわかってる。
だけど彼の傍にいたい。役には立たないけど。 それが伝わらないのなら、それはそれで、仕方がない。 テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学 |
笹ヤコ52006-06-11 Sun 00:29
学生の頃。
手の平から滑り落ちていくものの重みを知らなかったあの頃。 好きなテレビドラマを録画したビデオテープ。 何度も見ていたら、ある日デッキの中でのびきったテープが絡まった。 しまったと思って四苦八苦していたら、ぶつんとテープが切れてしまった。 ああ。 その断ち切られた音を聞いたとき、二度とそのテープは使えないと茫然と思った。 もう繰り返し何度も見ているから、頭の中でいくらだって再生できる。 それでも虚しさと、切なさと、悲しみをわずかに抱いた。 頭の中で繰り返される映像。 いつもどおり帰宅して、ドアを開けて見た惨状。 テレビの中の虚像の物語には、いつだって終わりがあった。 登場人物たちが死ぬまでの話は滅多に描かれない。幸せなまま。時に悲しいままで終わっていく。 俺の物語は、あの瞬間終わったのだと思う。 家に帰れば血の海で、家族と呼んでいた肉の塊が、体液が、ところどこに飛び散っていました。それでおしまい。 めでたくなし。それでおしまい。 後は灰色のノイズがざっと流れて、そのまんま。 「笹塚さん」 頭の中で、誰かが俺のチャンネルを合わせようとしている。 酷いノイズ音。うるさくて。 ずっと閉じていたまぶたを開けた。 「笹塚さん」 最後にザザッとひときわ大きくノイズが走り、その音に顔をしかめる。うるさくて。 色を徐々に取り戻していく俺の脳裏に、視界に、誰かが入り込もうとしている。…誰だろう。ずっと調節しないでいたのに。アンテナを合わせたところで、真っ赤な部屋が、待ち受けているだけだというのに。 「大丈夫ですか? 私のこと、わかりますか?」 ためらいがちに触れる細い指が、指先に灯る熱が。 何度も巻き戻して見た映像。 何度も思い出した亡くした家族の笑顔。 …参ったな、もう壊れてしまったから、二度と再生されないと思っていたのに。 「…笹塚さん?」 「――今起きた。大丈夫だよ」 その熱には何の力がこめられていたんだろう。 思い出すたびにノイズに遮られて、諦めていたあの映像が。 不安げに見下ろす少女とだぶって、俺は目を瞬かせた。 ゆるゆると手を伸ばすと、少女はそれを両手でしっかりとつかみ、じっと俺を見つめる。 そうだ。 ああ、そうだった。 「忘れてないよ、弥子ちゃん」 再び俺の世界を鮮明にしてくれた君を、どうして忘れることができるだろうか。 テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学 |
吾ヤコ82006-05-16 Tue 00:56
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ネウヤコ42006-05-10 Wed 00:20
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