あるとくぺらせす

小説置き場

お芝居をしよう!

Mystery Circle 8回目に参加させて頂きました。

ネタを仕込んでやった。むしゃくしゃしてやった。反省はしていない。
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吾ヤコ6

――最初から、気に食わなかったんだよ。

中指突き立てられて、腹の立たない人間はいない。
それでものこのこ公園なんぞに連れ込まれ、最中ぱくついてるヤコの顔を見ている自分は、世界一心が広い。我ながらそう思った。
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魔人探偵脳噛ネウロ | コメント:2 | トラックバック:0 |

ディランドゥ×ひとみ

「ぁあ…っ!」
腰を震わせ、長い息をつきながら、ディランドゥはひとみの中で、全てを放出する。やっと終わったのだとひとみがぼんやりと天井を眺めていると、不意に視界がゆらめいて、ひとみは夕暮れの草原の中、制服を着て立っていた。
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天空のエスカフローネ | コメント:0 | トラックバック:0 |

ディランドゥ×ひとみ

翌日、竜撃隊のひとり、シェスタがひとみのいる部屋の前を通りかかると、扉の前で、竜撃隊の面々が押し合いへしあいしながら、中の様子を見ているのを目撃した。
「…何やってるんだ、おまえら」
顔をしかめて声をかければ、ガァティが満面の笑みを浮かべて振り返る。
「占いだよ、占い!」
「はぁ?」
「昨日ディランドゥ様が連れて来た捕虜の占いが、すっげぇ当たるんだ!」
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天空のエスカフローネ | コメント:0 | トラックバック:0 |

ディランドゥ×ひとみ

「こんな所で命を落とすなんて、バカなやつらだ…」
ザイバッハの所有する浮遊要塞ヴィワンから、一輪のバラが放られた。
「何の手柄にもなりはしないんだぞ、おまえたち…」
雲間へと吸い込まれていくバラを見ることもなく、ディランドゥは、しばし肩を震わせた。

――ひとりにしないで…

「っ!」
突如脳裏に、泣きじゃくる女の子の姿が現れる。

――ひとりに、しないでぇ…っ!

「ぐ…っ」
口を押さえ、身を屈める。
「ひと…りに…っ」
「大丈夫!?」
倒れそうになるディランドゥを支えたのは。
「お…ん、な…っ」
ディランドゥが赤銅の瞳を向ける先、ドラグエナジストの結晶で作られたペンダントが揺れた。
「大丈夫だよ、あたし、ここにいるから!」
ステルスマントに覆われた、「視えないガイメレフ」の位置を見抜き、ディランドゥの頬に生涯消えぬ傷跡をつける原因を作った女。
ドルンカーク様が注目していた、幻の月の女。
薄れゆく意識の中、部下を全て殺され、精神の均衡を保てなくなったディランドゥの傍にいたのは、ここにいるはずのない少女だった。
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天空のエスカフローネ | コメント:0 | トラックバック:0 |

エドガー×姉上

「…姉上?」
「なに? カイン」
カインが襲撃された日から十日ほど経った日の朝、いつものようにメルローデの部屋の扉を開けて入ってきたカインは、メルローデを見て眉根を寄せた。
「…どうしたの? 顔色、よくないよ」
「え…そ、そう? 私は元気よ、心配しないで」
メルローデは笑って首を振った。カインと共に廊下を歩きながら、自然と拳を握り締める。

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王宮夜想曲 | コメント:0 | トラックバック:0 |

エドガー×姉上×リオウ

チリッとした痛みが走った。小さく悲鳴をあげると、メルローデの首の付け根に顔を伏せていたリオウが、くすりと笑った。
「今夜の記念だよ」
「え…?」
「君が僕のものになった、記念…」
リオウはそう言って身を起こし、わずかに血の滲んでいるそこを指で拭った。
「君はこれを見るたびに思い出すはずだよ、今夜のことをね。それにこれが消えないうちは、君はエドガー様の前で、素肌をさらすことは出来ない」
「リオウ…!」
涙を浮かべるメルローデに向かって、リオウは実に楽しそうに笑った。
「明日の建国祭、僕はカイン様を殺さない」
「…本当に…?」
「僕は、嘘は言わない」
リオウはそう言って、メルローデの横に寝転がると、まっすぐにメルローデを見つめた。
「僕を信じて…」
囁くようにつぶやくと、メルローデを強く抱きしめた。
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リオウ×姉上

エドガーと関係を持ってしまったあの夜から、メルローデは見えない恐怖に怯えていた。
人前でそれを顔に出すことはしない。そこまで落ちてはいない。仮にも王女だ。毅然とした振る舞いは身についている。
ただ、カインのためとは言え、エドガーの部屋を訪れるときだけは、気が重かった。
幸いにもあれからエドガーが自分を呼びつけるようなことはなく、メルローデは内心胸をなでおろしている。だが、カインと共にエドガーの部屋を訪れ、彼の顔を見るたびに、あの夜のことが脳裏にちらついて、メルローデは前で組んだ両手をいつも固く握り合わせ、こらえるのだった。
エドガーはそんなメルローデの気持ちを知ってか知らずか、いつも通りにカインに接している。
だが彼も少し変わったように思えた。
いつも訪れるたびに憎まれ口を叩いていたエドガーが、口の端をあげ、ふたりを出迎えるようになったのだ。
それは喜ばしい進歩と言えたが、メルローデには、何か意図があるような気がして、素直に喜ぶことはできなかった。
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エドガー×姉上

それは、不幸な事故だったのだ――


メルローデは、逝去した両親のことを思うたび、胸がつぶれる思いをしていた。
誰が悪いわけでもなかった。ほんの少し、運が悪かっただけなのだ。
ローデンクランツの国王と王妃、そして双子の弟が事故に遭い、死んだ。誰にも予測できない、馬車の事故だった。

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物語を語ろう・25

かつて私には、憧れてやまないものがあった。
綺麗な洋服だとか、自分を綺麗にしてくれる化粧だとか、そんな些細なものだ。
いつからだろう。それを遠くに感じるようになったのは。
いくら手を伸ばしても、お世辞にも長いとはいえない私の腕は、遠ざかる憧れの物へかすりもせず、まっすぐに伸びていくだけなのだ。
ぴんとはりつめる私の手をつかんだのは、

つかんだのは――
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